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2007年06月10日

武雄の三本の大楠

●川古の大楠
武雄の三本の大楠
所在地:武雄市若木町大字川古
推定樹齢:3000年
樹高25m、根回り33m、幹周21m
国天然記念物(大正13.12.9)
全国巨木 第5位

大正13年国の天然記念物の指定を受ける。
元は川古の日子神社(若宮神社)境内にある大楠として地域の信仰や祭りの中心的存在であった。
樹芯に数千年を数える空洞があったが、昭和になり保護のために樹脂吹き付けが施された。
川古宿の街道入り口からあった、無数の鳥居は撤去されたが、大楠の根元には今もお稲荷さんが祀ってある。
また、今から1200年前、名僧行基が彫ったといわれる6尺ゆたかな観音像は、明治維新頃の『廃仏毀釈』により顔面を削られ、その後風雨により落ちたため、平成7年の大楠公園整備時にお堂を建て、くすのきの観音像と顔面から出てきた如意輪観音像が安置されている。(昔の写真は若木公民館に飾られている)
(平成21年8月の川古の大楠いにしえトークのお話しや、調査の内容を加え、加筆訂正。2009.9.17)



●武雄の大楠
武雄の三本の大楠
所在地:武雄市武雄町大字武雄
推定樹齢:3000年
樹高27m、根回り26m、幹周20m
市天然記念物(昭和45.7.15)
全国巨木 第7位

武雄神社の裏にそびえる大楠で、樹齢3000年、空洞は12畳敷と言われる。中には天神様を祀ってある。武雄神社の御神木として祀られており、巨木の里シンポジュウムではこの樹の前で前夜祭が行われ、真手野の舞浮立と椎葉の神楽が舞われた。


●塚崎の大楠
武雄の三本の大楠
所在地:武雄市武雄町大字武雄
推定樹齢:2000年
樹高18m、根回り34.8m、幹周13.9m
市天然記念物(昭和60.4.22)
全国巨木 第53位

昭和38年の落雷により本幹の9m以上を欠いている。旧武雄鍋島家の屋敷内にあり、周辺には槇・樫などの常緑樹が群生している市街地に近接しながら、これほどの巨木が残っているのは、大変な驚きである。



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Posted by 武雄三樹物語 at 20:26│Comments(0)三樹(さんじゅ)とは
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