
2010年06月03日
『こんにちは 大きな木 こんにちは 地球』
「こんにちは 大きな木 こんにちは 地球」
~組曲『空、海、大地と木のうた』より~
作詞:工藤直子 作曲:新実徳英
地球のアンテナのように
立ちつくす 大きな木 ――
そのなかを 幾千年の時間がながれ
幾千年の風がうたう ―― 地球の子守歌のように
幾千年の光がこぼれる ―― いのちの知恵のかけらのように
ひとびとは その大きな木によりそい やすらぎ
いのちの息吹きを あびてきた
そしていま こころのなかで呼びかける
――こんにちは 大きな木
さらにまた 木をとおして呼びかける
――こんにちは 地球
2009年10月14日付の記事でもご紹介した曲です。
今回の動画は、第30回たけお音楽祭(2010年5月30日開催)のフィナーレ(出演者全員による合唱)。
三脚を忘れたため、かなりブレてしまっているのが残念ですが・・・
最後までゆっくりとお聴きください。心がジワーンと、温かくなりますよ。
~組曲『空、海、大地と木のうた』より~
作詞:工藤直子 作曲:新実徳英
地球のアンテナのように
立ちつくす 大きな木 ――
そのなかを 幾千年の時間がながれ
幾千年の風がうたう ―― 地球の子守歌のように
幾千年の光がこぼれる ―― いのちの知恵のかけらのように
ひとびとは その大きな木によりそい やすらぎ
いのちの息吹きを あびてきた
そしていま こころのなかで呼びかける
――こんにちは 大きな木
さらにまた 木をとおして呼びかける
――こんにちは 地球
2009年10月14日付の記事でもご紹介した曲です。
今回の動画は、第30回たけお音楽祭(2010年5月30日開催)のフィナーレ(出演者全員による合唱)。
三脚を忘れたため、かなりブレてしまっているのが残念ですが・・・
最後までゆっくりとお聴きください。心がジワーンと、温かくなりますよ。
2010年03月18日
武雄の生活者として【巨樹のささやき】
3月13日(土)
庭木信昌氏【巨樹のささやき】
たくさんの市民の皆さんに
ご参加いただきましてありがとうございました。
庭木氏のお話から以下・・・
日本人は森の民だった
自然の恵みをうけ生きてきた
109万5000回の太陽を拝んだ
3000年の巨樹たち
御船山 神の山
人工林や竹林、自然林に包まれた
武雄の大楠
小高いシイの木の森の中
昔は山のような巨木であった
塚崎の大楠
住宅と田畑に囲まれながら
単木でも元気でたくましい
川古の大楠
祈りの対象として
そのどれもが祠をもつ
それぞれの大楠が持つ
巨樹・異形のパワー
そばに立って感じてごらんなさい
イメージしてごらんなさい
縄文人の思い
通り過ぎていった歴史上の人物たちの思い
そばで祈り暮らしてきた先人たちの思い
ムクロジの木
縄文アラカシの木
黒尾の大銀杏
黒髪山の夫婦岩と楓
庭園の江戸彼岸桜
馬場の桜
庭木ダムの一目一万本の桜
世代交替しながら
うけつがれてきたもの
自然に抱かれ
清らかな水の流れがあるからこその
武雄市であり巨樹であろう
3000年の歴史の語り部をもつ
武雄の生活者のひとりとして
伝えていかなくてはいけないもの
(★お話は後日、文書化し記録を残したいと考えてます)

この日の様子は よもぎさんのブログでもどうぞ(写真もよもぎさんより)
庭木信昌氏【巨樹のささやき】
たくさんの市民の皆さんに
ご参加いただきましてありがとうございました。
庭木氏のお話から以下・・・
日本人は森の民だった
自然の恵みをうけ生きてきた
109万5000回の太陽を拝んだ
3000年の巨樹たち
御船山 神の山
人工林や竹林、自然林に包まれた
武雄の大楠
小高いシイの木の森の中
昔は山のような巨木であった
塚崎の大楠
住宅と田畑に囲まれながら
単木でも元気でたくましい
川古の大楠
祈りの対象として
そのどれもが祠をもつ
それぞれの大楠が持つ
巨樹・異形のパワー
そばに立って感じてごらんなさい
イメージしてごらんなさい
縄文人の思い
通り過ぎていった歴史上の人物たちの思い
そばで祈り暮らしてきた先人たちの思い
ムクロジの木
縄文アラカシの木
黒尾の大銀杏
黒髪山の夫婦岩と楓
庭園の江戸彼岸桜
馬場の桜
庭木ダムの一目一万本の桜
世代交替しながら
うけつがれてきたもの
自然に抱かれ
清らかな水の流れがあるからこその
武雄市であり巨樹であろう
3000年の歴史の語り部をもつ
武雄の生活者のひとりとして
伝えていかなくてはいけないもの
(★お話は後日、文書化し記録を残したいと考えてます)

この日の様子は よもぎさんのブログでもどうぞ(写真もよもぎさんより)
2010年01月15日
大楠さんの勉強会
1月15日は川古まいりの日ということで、
川古の大楠の下でもお接待が行われました。
いつもお参りに来て下さる方たち。
お接待してくださるご近所のかた達のおちからもあって
大楠さんや、地域が守られているのだと思います。
3月に、三本の大楠にまつわるおはなしの勉強会を開催します。
大楠ファンの皆さんと、一緒に学びあいたいと思います。
詳細は近日中に!

川古の大楠の下でもお接待が行われました。
いつもお参りに来て下さる方たち。
お接待してくださるご近所のかた達のおちからもあって
大楠さんや、地域が守られているのだと思います。
3月に、三本の大楠にまつわるおはなしの勉強会を開催します。
大楠ファンの皆さんと、一緒に学びあいたいと思います。
詳細は近日中に!

2009年10月14日
「こんにちは 大きな木 こんにちは 地球」
「こんにちは 大きな木 こんにちは 地球」 ~組曲『空、海、大地と木のうた』より~
作詞:工藤直子 作曲:新実徳英
地球のアンテナのように
立ちつくす 大きな木 ――
そのなかを 幾千年の時間がながれ
幾千年の風がうたう ―― 地球の子守歌のように
幾千年の光がこぼれる ―― いのちの知恵のかけらのように
ひとびとは その大きな木によりそい やすらぎ
いのちの息吹きを あびてきた
そしていま こころのなかで呼びかける
――こんにちは 大きな木
さらにまた 木をとおして呼びかける
――こんにちは 地球
平成2年10月に武雄市で開かれた、巨木の里シンポジウム。
「こんにちは 大きな木 こんにちは 地球」は、
詩人の工藤先生がこのシンポジウムに寄せてくださった詩です。
その後、地元の合唱団やまびこが創立50周年を迎えたのを機に、
作曲家の新実先生が曲をつけてくださいました。
三本の大楠がそびえる武雄市の玄関の一つ、JR武雄温泉駅では
列車の発着時にこの歌が流れています。地元の合唱団やまびこさんの歌声です。
※動画は第29回たけお音楽祭(2009年5月31日開催)のフィナーレ(出演者全員による合唱)です。
※関連記事はこちらにも。
2009年09月18日
緑からのメッセージ

『緑からのメッセージ~巨木の里シンポジウム』
平成4年3月31日発行
編集・発行 武雄市
平成2年 武雄市と宮崎県椎葉村が共催で開催した
『巨木の里シンポジウム』(平成2年10月4日~3日間)の
記録とそれまでの歩みが詳細に綴られています。
昭和63年に実施が決められた政府による『ふるさと創生1億円』事業を活用し
●全市をあげて、巨木を守ってきた祖先の心と、環境を活かしたふるさとづくり
「巨木の里づくり」に取り組んでいくことになりました。(25P)
読めば読むほど、当時企画されたみなさんの熱い思いを感じ
これからの未来に必要なヒントをたくさん得られる書籍です。
武雄三樹物語ではこの書籍にある祈りや夢を共有し、実現したいと思うものです。
このカテゴリでは、手に入れられない皆さんのために、
抜粋しながらご紹介していきたいと思います。
2007年06月10日
『武雄三樹まいり』の祈り
●三樹まいり「人生、人類、地球の長寿祈る」
●「グローバルに考え、ローカルに行動する」。今回は、私の住む武雄市の地域づくりにあてはめて考えてみたい。
●武雄市若木町には佐賀県で幹回りが1番大きい樹木、「川古の大楠」がそびえている。実は、県内で2番目、3番目に大きい樹木も、武雄市内に現存していることはあまり知られていない。「川古の大楠」は、全国の巨樹巨木でも第5位。「武雄の大楠」が7位、「塚崎の大楠」が53位で、これら3本は、いずれも推定樹齢3000年と言わる県木のクスノキである。これだけの巨樹が、3本もそろっている自治体は他に例がなく、この地に住む人々が長きにわたって、自然を『神』と崇め、巨樹をそのシンボルとして大切にしてきた証だと言えるだろう。
●前回も紹介した地域づくりグループ「若木51世紀倶楽部」は、「長樹(樹齢3000年)で、長寿(3000年後を見据える)のまちづくり」をキャッチフレーズにしているが、この3本の巨樹を何とか武雄市全体の地域づくりに活かせないかと具体策を模索してきた。
●そして、3本の大楠の長寿(樹)にあやかり、
・人生の長寿(健康で長生き) ・人類の長寿(平和) ・地球の長寿(地球環境保全)
●この3つのテーマを「祈り」と位置づけ、「武雄三樹(寿)まいりの会」を結成し、祈りと、それに伴う行動を世界へ向けて情報発信し、次の世代へ自信を持って託せる地域にしたいと考えた。
●「戦争の世紀」とも言われた20世紀。そして、人類どおしで戦争なんかやっているぜいたく(?)は許されないほど悪化する一方の自然破壊の現状の中で、21世紀は「環境の世紀」とも言われている。昨今の異常気象をみても、自然界は一刻の猶予もないぐらい悪化の一途をたどっているのに、戦争は回避されるどころか、「テロ」という新たな戦争の枠組みを生み、泥沼化の様相を示している。
●そうした現状と、日本の社会がこれから迎える超高齢化社会を考えても、この3つの「祈り」を望まない人はいないだろうし、それに伴う行動はあらゆる可能性を秘めている。
●「平和運動」や、「環境保護」を訴えるアーティストが世界中から集うイベントの開催。観光産業は、「武雄三樹まいり」ツアーを企画し、地元の食材で「長寿食」を振る舞う。農業は、有機栽培で長寿食に使われる食材を中心に地域の特産として育てる。温泉は「長寿の湯」として、焼き物は、何代にも伝わるような飽きのこない長寿商品づくりを、さらに中心市街地は、さまざまな長寿商品が並ぶ時間堪能型の街づくりを。企業は環境ISOを取得し、そういう企業を優先的に誘致する。役所も環境ISOを取得するとともに、スポーツなどを絡めた健康増進を積極的に進める・・・・。という具合に3つの「祈り」は地域づくりメニューに事欠かない。
●11月3日、この3つの「祈り」を込めて、3本の巨樹を歩いて(約10km)参る「武雄三樹まいり」の第1歩を踏み出すことになった。最終地点の「川古の大楠」では、仲間が長寿食を作って迎える予定である。
(佐賀新聞ろんだん佐賀10月11日掲載 「人生、人類、地球の長寿祈る」 山田信行
●「グローバルに考え、ローカルに行動する」。今回は、私の住む武雄市の地域づくりにあてはめて考えてみたい。
●武雄市若木町には佐賀県で幹回りが1番大きい樹木、「川古の大楠」がそびえている。実は、県内で2番目、3番目に大きい樹木も、武雄市内に現存していることはあまり知られていない。「川古の大楠」は、全国の巨樹巨木でも第5位。「武雄の大楠」が7位、「塚崎の大楠」が53位で、これら3本は、いずれも推定樹齢3000年と言わる県木のクスノキである。これだけの巨樹が、3本もそろっている自治体は他に例がなく、この地に住む人々が長きにわたって、自然を『神』と崇め、巨樹をそのシンボルとして大切にしてきた証だと言えるだろう。
●前回も紹介した地域づくりグループ「若木51世紀倶楽部」は、「長樹(樹齢3000年)で、長寿(3000年後を見据える)のまちづくり」をキャッチフレーズにしているが、この3本の巨樹を何とか武雄市全体の地域づくりに活かせないかと具体策を模索してきた。
●そして、3本の大楠の長寿(樹)にあやかり、
・人生の長寿(健康で長生き) ・人類の長寿(平和) ・地球の長寿(地球環境保全)
●この3つのテーマを「祈り」と位置づけ、「武雄三樹(寿)まいりの会」を結成し、祈りと、それに伴う行動を世界へ向けて情報発信し、次の世代へ自信を持って託せる地域にしたいと考えた。
●「戦争の世紀」とも言われた20世紀。そして、人類どおしで戦争なんかやっているぜいたく(?)は許されないほど悪化する一方の自然破壊の現状の中で、21世紀は「環境の世紀」とも言われている。昨今の異常気象をみても、自然界は一刻の猶予もないぐらい悪化の一途をたどっているのに、戦争は回避されるどころか、「テロ」という新たな戦争の枠組みを生み、泥沼化の様相を示している。
●そうした現状と、日本の社会がこれから迎える超高齢化社会を考えても、この3つの「祈り」を望まない人はいないだろうし、それに伴う行動はあらゆる可能性を秘めている。
●「平和運動」や、「環境保護」を訴えるアーティストが世界中から集うイベントの開催。観光産業は、「武雄三樹まいり」ツアーを企画し、地元の食材で「長寿食」を振る舞う。農業は、有機栽培で長寿食に使われる食材を中心に地域の特産として育てる。温泉は「長寿の湯」として、焼き物は、何代にも伝わるような飽きのこない長寿商品づくりを、さらに中心市街地は、さまざまな長寿商品が並ぶ時間堪能型の街づくりを。企業は環境ISOを取得し、そういう企業を優先的に誘致する。役所も環境ISOを取得するとともに、スポーツなどを絡めた健康増進を積極的に進める・・・・。という具合に3つの「祈り」は地域づくりメニューに事欠かない。
●11月3日、この3つの「祈り」を込めて、3本の巨樹を歩いて(約10km)参る「武雄三樹まいり」の第1歩を踏み出すことになった。最終地点の「川古の大楠」では、仲間が長寿食を作って迎える予定である。
(佐賀新聞ろんだん佐賀10月11日掲載 「人生、人類、地球の長寿祈る」 山田信行